小規模事業者持続化補助金に採択されるための3つのポイント

今年の1月に提出していた小規模事業者持続化補助金の採択を受けました。
提出した計画書に自信はあったものの、自分よりもしっかりとした計画を立てて、自分よりもしっかりと内容が書けている人が非常に多ければ通らないのが、この補助金。
もう今年の自分の事業計画にもらえるものと織り込んでいましたが、結果が出るまでは非常にドキドキしていました。

私の事業は、かなり特別な新規性があったわけではありません。
それに、私は事業計画に基づいて、公表されているガイドの通りに書類を作成し、その上で、商工会議所の相談員のアドバイスに従い、修正しただけなので、それほど難しいことをしたわけでもありません。
しかし、私の周りでは、結果はあまり芳しくなかったようです。
どういった所で明暗が分かれたのかが気になった私は、落ちた方や受かった方、両方のお話を聞きました。
そして、自分の申請の何がよかったのかが見えてきました。
というわけで、補助金が採択されるために私が心がけたポイントをいくつか挙げておきたいと思います。

1.正直に真剣に計画を立てる

この補助金をきっかけに計画を立てるのは非常にいいことだと思います。
私も、この補助金の計画書を作成している時に、「確かにこういう計画って必要やなぁ」とか思いました。
個人事業主って、日常業務を回すことを優先してしまいがちで、こういう計画をちゃんと考え、まとめて文章にしておくことって軽視しがちなんですよね。

今回、補助金の申請をするために計画を紙にまとめていく中で、自分自身が実施する事業について、「この事業は何のために行って、何を狙っていくか」なんてとこが明らかになっていきました。
だから、最悪、採択されなくても、計画を立てることができたからいいかなぁなんて思っておりました。

中には、「補助金のためにとにかく事業をでっち上げる」みたいな話もたまに耳にしますが、そうやって書くのはなかなか大変そうですよね。
真剣に書いた計画書には自然と熱量がこもり、大きな矛盾点などは基本的には発生しません。
(そこで矛盾点が出るようだと、その計画自体があまり良くないものなのでしょう。)
しかし、嘘の計画書には、頑張って作り出した熱量を込める作業や、次々と発生する矛盾点を潰していく作業が発生します。
非常に労力を使いそうですし、作っている時間って何の生産性もない無駄な時間ですよね。
嘘の計画書を作るくらいなら、補助金なんて諦めて、本業に精を出した方がよほど有意義でしょう。
とにかく、正直に、真剣に計画を立てて、それを申請書に記載しましょう。

2.きちんと相手に伝える

どんなに良いものを作ったとしても、相手に届かないと意味がありません。
個人事業主のただの事業計画であれば、もしかしたら人に伝える必要はないかもしれません。
しかし、今回は補助金の申請書です。
審査している方々に、自分の事業計画がどのようなものか、しっかりと伝わらないと、どんなに素晴らしい計画を立てていても、その価値は二分の一にも三分の一にもなるでしょう。
では、どうすればきちんと審査員の方々に伝わるのでしょうか。

①公募要領をよく読む

公募要領には、何をどう書けば良いか全て載っています。
言うなれば、答えが載っている問題を解いているようなものです。
自分の事業計画を公募要領に沿って書いていけば、事業計画自体に問題がない限りは、審査員が非常に評価しやすい申請書になるでしょう。
また、記載すべき内容を間違えて書くことも良くありません。
申請書は、あくまでもルール通りに、申請を受ける側にとって必要な情報を必要な場所に記載し、不要な混乱を招かないようにしましょう。

②誤字・脱字をしない

相手に正確に伝えようという気持ちがあれば、誤字や脱字はしないはずです。
逆にいうと、誤字や脱字が多ければ、審査員に「こいつは良い加減な気持ちで書いてるんだな」と思われる可能性もあるでしょう。
「ちゃんと読んでいただく」ためには、しっかりとチェックしましょう。

③読みやすい文章を心がける

段落を分ける、文章は短くする、単語は適切に使う、などは文章作りの基礎中の基礎ですが、そういったところもしっかりと意識しましょう。
どんなに素晴らしい計画でも、読みにくければ伝わりません。
何十もの申請書を読み下し、疲れているであろう審査員の気持ちになって、簡単に理解できるような内容にしましょう。

④専門用語は使わない

自分にとっては当然のような言葉でも、その業界にいる人間以外には専門用語は全くわかりません。
大量の申請書を読み下す審査員に対して、それら専門用語を全て調べて申請書の内容を頑張って理解してほしいっていうのは非常に酷な願いです。
どうしても専門用語を使う必要がある場合は、それをちゃんと解説してください。
全然分野が違う仕事をしている人や、学生なんかに目を通してもらって、意味がわかるかどうか確認してもらえればベストですね。

3.早めに動く

申込受付が開始したら、できるだけ早く着手しましょう。
私は理由があって、すぐには着手しなかったのですが、締め切り一ヶ月前の12月末の時点でも商工会議所の方に早い方だと言われました。
みなさん結構ギリギリになって商工会議所に押し寄せるそうですが、商工会議所の方に見ていただくにも順番待ちで時間がかかるし、内容を見ていただく時間も少なくなるし、何も良いことはありません。
事務局に対しての質問なんかも非常にスムーズにできますしね。

以上、もっとテクニック的なことを知りたい方が多かったかとは思いますが、こういった基本的なことがまずできていなければ、どんなにテクニックを重ねようともなかなか難しいと思います。
せっかく国から出してもらっている補助金なので、有効に使われる場所に行き渡って、日本経済の発展につながることを心よりお祈りしています。